感性・官能評価システム J-SEMS

書籍

「製品開発に役立つ感性・官能評価データ解製品開発に役立つ感性初版改定製版向け表紙4析−Rを利用して−」

ISBN978-4-9907809-1-3

定価 本体3500円+消費税

送料 1冊 411円 2~5冊 823円 5~10冊 1646円

改定版を2017年7月19日に発行しました。 ご購入はこちらから  初版本の正誤表はこちら

 

 

以下、「製品開発に役立つ感性・官能評価データ解析」の前書きを紹介いたします。

まえがき

 人間の五感に深い満足感を与え、それを所有していることだけで満たされた気分になるようなものづくりをするためには、何が必要なのだろうか。

 ものの良し悪しやその特性は、機械が判断するのではなく、人間が、その感覚で評価してこそ、正しい結論にたどり着くという考えの下、感覚によるものの評価を推し進め、その手法を確立してきたのが、官能評価という学問である。もちろん、ものによっては、感覚による評価では、最適な結論に到達できないという領域もあるかもしれない。しかし、最終的に人間が使用する製品を作る限りにおいては、人間の特性を無視してものづくりをすることは、考えにくい。使用する人間の特性に適合しなければ、その製品は人間に満足をもたらすことはできず、それだけではなく、人間に不都合な結果をもたらすかもしれないのである。

感覚で評価する場合、物理的な測定器で測る物理的な値とは異なり、客観的な測定単位があるわけではないので、どのようなものさしを用いて、感覚の大きさやものの特性を表現するのが適切なのかという問題がついてまわるのも事実である。

このむずかしい問題に答えるために、官能評価では様々な手法が提案され、それらの手法のいくつかは、JISやISOなどにより、基準化されている。

 これらの手法を適切に用いることにより、ものの官能特性は正確に表現されることになる。そして、このようにして測定された官能データを蓄積し、それらを適切に整理統合すれば、人間の感性に合致する新たな感性製品の開発にも結び付くことになると思われる。

 なお、本書は二部で構成されており、第1部解説編では、様々な感性・官能手法を紹介・解説し、第2部解析編では、無料のプログラムソフトRを利用して、1部で紹介した手法を用いた測定したデータの解析プログラムを紹介している.

 ものづくりの現場にいる方々や、ものの官能特性を評価する部署にいて、官能評価手法を取り入れている方々、あるいは、官能評価手法を学んで将来の自分の進路に役立てたいと考えている方たちの一助になりたいと考えている。

 なお、本書で紹介する解析プログラムに関しては、HPを通して利用できるようにした。以下のHPを参照願いたい(http://www.j-sems.com)。このプログラムを利用したユーザー同士が情報を提供しあうことにより、さらに使い勝手の良い利用環境が整うことも期待している。これらを通して、人間の感性を考慮した感性製品が、開発される糸口としたいと考えている。

以下で目次と内容の一部を見ることができます

目次と内容の一部