感性・官能評価システム J-SEMS

J-SEMS

J-SEMSは感性・官能評価を行うためのシステムです。

 

J-SEMSは感性・官能評価の評価手法から手数(工数)がかかる手法に特化し開発しました。

特に時間の経過で変化する感覚を連続的して計測する手法を煩わしさなく簡単に精度が高い結果が得られるように工夫しています。時系列で変化する感覚の見える化が容易にできます。

なお、感性・官能評価の各手法については書籍「製品開発に役立つ感性・官能評価データ解析 −Rを利用して−」ISBN978-4-9907809-1-3で解説していますので参照ください。書籍のご購入についてはこちらから

特徴

◆システムの構成

・親機(サーバ)と子機(タブレット)をWi-Fiで接続しています。

インターネットや社内LAN等との接続は必要ありません。

親機は試験の管理・集計、子機は 試験の作成・実施を行います。

・複数台の子機で同時にデータ収集ができ、親機の接続無で可能です。

・煩わしいシステム運用を必要としません。

◆データ収集の自動化と効率化

・ラインスケールにも対応し、自動的にデータの数値化が図れます。

・精度の高いデータが効率よく得られます。

・データ収集の作業時間が大幅に削減されます。

◆使いやすいヒュマンインターフェース

・子機で問題作成から解析までを行います。

・パネルによる子機の回答欄のタップで答が得られる使いやすいインターフェースです。

・システムの標準解析以外の解析もパソコンにデータをダウンロードすることで可能です。

◆評価手法

・システム化により大幅な工数削減と結果の正確性が高まる以下の評価手法を対象としています。

TI  TDS  SD  QDA  時系変化列計測

*TI   試料に対する感覚強度の時間的な変化を連続的に測定する手法の一つで、感覚強度の時間的な変化の過程図に表し、感覚の大きさが最大に達した時間等様々な指標を用いて記述する方法です。1回の試行で一つの感覚特性しか測定できません。

*TDS  試料に対する感覚強度の時間的な変化を測定する手法の一つで、試料に対して生じる様々な感覚の中で、注意を引いた感覚がどれかを各時点で答えさせる手法です。これにより複数の感覚の強度変化の過程を明らかにします。

*SD    両側に反対の意味を持つ形容詞対からなる多くの尺度を用いて、試料に対する印象を評定します。試料ごとに各形容詞対に対する評定値の平均を求め、プロフィールに描いて試料の特徴を明らかにしたり、因子分析を行って、形容詞同士の関係を明らかにします。

*QDA   試料の特性を表現する様々な言葉を尺度にして評価するもので、線尺度かカテゴリ尺度を評価尺度にして測定します。得られた尺度値の平均を求め、試料間の平均値の差の検定や、主成分分析などを用いて尺度同士の関係を明らかにしたりします。

*時系列変化計測 単位時間あたりの主観の変化量を時系列で連続して計測します。感覚強度の時間的変化を可視化できます。

 

時系列評価法

ある試料が一定時間提示されている間に感じる感覚強度の時系列的な変化を連続的に評価する手法

TI法:(TimeIntensity)とTDS法(Temporal Dominance of Sensation)を対象としています。

1) TI法

概要

感覚強度の時系列的変化を記録し、得られた関数形の特性を様々なパラメータを用いて記述する方法です。一つの感覚の強度の変化を記録します。

計測は以下のようにします。
1)試料をパネルに呈示し、一定時間その強度の記録をします。

強度は、スライダーバーで入力します。
特徴

1)試験の作成は子機で行います。

2)試験実施時間、試料数、パネル数、繰り返し数を設定できます。

3)試験実施時に試料番号、パネル番号、繰り返しを選択し、試験を開始します。所定時間内の感覚を記録します。

4)試験結果は親機に保存されます。

5)試験結果は、親機で集計が行われ、曲線のフィットや各種数値を算出します。また、結果のダウンロードもできます。

 

2)TDS法

概要

複数の感覚の時系列変化を同時に測定する方法です。複数の感覚で最も感じる感覚を選択し、記録します。

計測は以下のようにします。

1)試料をパネルに呈示し、多くの感覚の変化を同時に測定します。

2)パネルは、感覚の変化を感じる都度どの感覚が感じるかを判断し、画面に表示されている感覚のボタンをタップします。

特徴

1)試験の作成は子機で行います。

2)試験実施時間、試料数、パネル数、繰り返し数を設定できます。

3)試験実施時に試料番号、パネル番号、繰り返しを選択し、試験を開始します。所定時間内の感覚を記録します。

4)試験結果は親機に保存されます。

5)試験結果は、親機で集計が行われ、曲線のフィットや各種数値を算出します。また、結果のダウンロードもできます。

 

感性評価法

試料に対して感じる感覚や感情の主観的な強さを測定する方法

SD法とQDA法を対象としています

1)SD法

概要

一般パネルを用いて試料の持つ主観的なイメージを知りたい時等に行います。両側に反対語をなす形容詞からなる複数の評価尺度を用いて評価します。

計測は、以下のように行います。

1)試料をパネルに呈示した後、複数の形容詞対からなる評価尺度を提示します。

2)パネルは、評価尺度毎に評価値を入力します。

特徴

1)試験の作成は子機で行います。

2)試料数、パネル数、繰り返し数を設定できます。

3)試験は、試料番号、パネル番号、繰り返しを選択し、試験を開始し、終了時に記録します。

4)試験結果は親機に保されます。

5)試験結果は、親機で集計が行われ、プロフィール曲線や各種数値を算出します。また、結果のダウンロードもできます。

6)親機での解析はRを利用して因子分析と主成分分析を行います。

 

2)QDA法

 

概要

試料の特性を表す様々な言葉を尺度にして試料を評価します。分析型パネルにより行います。

計測は、以下のように行います。
1)試料をパネルに呈示した後、評価用語と評価尺度を提示します。

2)パネルは、評価尺度毎に評価値を入力します。

特徴

1)試験の作成は子機で行います。

2)試料数、パネル数、繰り返し数を設定できます。

3)試験は、試料番号、パネル番号、繰り返しを選択し、試験を開始し、終了時に記録します。

4)試験結果は親機に保存されます。

5)試験結果は、親機で集計が行われ、プロフィール曲線のフィットや各種数値を算出します。また、結果のダウンロードもできます。

6)親機での解析はRを利用して因子分析と主成分分析を行います。

時系列計測法

単位時間あたりの感覚の変化量を時系列で連続して計測

特許第6127245号

特徴

・ 単位時間あたりの変化量を連続的に計測します。

・ 位置情報や被験者情報を同時に計測できます。

・ 感覚の変化量を簡易に連続的に得られ、結果の可視化ができます

刺激の強度の強い時間の測定や刺激が消えるまでの時間等の計測が可能です。

例えば

食品の甘さ辛さ等味覚強度の測定

香りや匂い等嗅覚強度の測定

騒音等聴覚強度の測定

本測定法のシステムは個別に対応させていただきます

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